goingdiary

行ったライブやイベントなどの備忘録です。

ドリフェス!武道館の感想と今の気持ち

意図しないところで文字が大きくなっていたので修正しました。内容は変わっていません。(10/29)

 

ドリフェス!武道館、21日公演に行ってきた。

 

めちゃくちゃ楽しかった。映像で観るより何倍もサイコー超えてた。

 

会場にはたくさんの素敵なフラスタ、席は2階のステージ横まで埋まってる。期待しかない。

 

初参加で不安もあったし、無事に開催されてほしいけど始まってほしくないという気持ちもあった。
でもその気持ちは14人が登場した瞬間に消えていた。

 

実在してる!!
5次元!!
新しい衣装着てる!?!?

 

などと語彙力のない言葉を口走っていた。

もう夢中でペンライトを振って気づいたらアンコールのイケるっしょ!コールしてた、みたいな。

 

Tomorrow's Songで涙腺爆発して、トラシグのグローリーストーリーであの衣装着てる!格好いい~!からのメビレはまじでやばかったし、マグエモで何を見せられているのか??って思った。(薄紫推しの自分1回しんだ)

ダブマの可愛さにニコニコして、ソロ曲はそれぞれの魅力的な色に染まった景色に感動した。

 

 

本当に楽しくて楽しくて、その高揚感からか、最後のメッセージもわりと笑顔で聴いていた。 周りがすごい泣いていて、メンバーも泣いていて、私も泣くかもしれないと思っていたのに、そういう気分にはならなかった。正木くんのドリフェス!は不滅です!という言葉がとてもうれしかったし、石原くんの堂々とした姿と言葉にゆるぎないパワーを感じて、これがセンターなんだって思った。

 

 

 でも帰宅して、公式アカウントの、これまでプロジェクトを応援していただきありがとうございました、というツイートを見たら、急に悲しくなってどうしようもない虚無感に襲われた。 本当に終わるんだって、実感してしまった。 今思うと武道館で思い切り泣いていたらこうはならなかったのかもしれない。

 

その日は全然眠れなくて、翌日も悲しくて泣きそうになるのを繰り返して、このままじゃダメだなと思って悲しい理由をひたすら考えてた。

 

そんなときに、2次元の7人から最後のメッセージがツイートされた。 それを読んで、初めてちゃんと泣けたんだと思う。ぐしゃぐしゃに泣いた。

 

私は2次元からドリフェス!を知って、一番最初にファンになったのは千弦くんだった。 その千弦くんにお別れを言われて、やっと受け入れられた。

 

翌日からはもう虚無感はなかった。泣きそうになる時もあるけれど、悲しみの涙ではない。

ドリフェス!に出会えたこと、武道館というサイコー越えてる空間に自分もいたという感涙の余韻だ!!

(イケるっしょがトレンド入りして、やっぱりドリフェス!はものすごい愛に溢れているなあと元気をもらえた。)

 

(ミリオンエールドリカの新ドリアピはなかったと思っていたけど、もしかしたらサイコーの先に連れてきてくれた今の状況がそうなのかもしれない。全員ドリフェス!の一員だし、いつでもこのドリアピ出せるじゃん!って思った。)

 

 

 

 

 

ここから先は、武道館ライブを経験して自分の中に生まれた感情を文字に起こした文章です。こっちの方が長いです。

 

 

前述した悲しみの理由。
この先もう彼らのステージを生で見ることができない、だと思う。

もっと早くライブやファンミに行けばよかった。これは完全に今まで行こうとしなかった自分の責任である。




言い訳すると、3次元の7人に興味を持つのが怖かった。

私は最近2次元コンテンツにハマった新規オタク(といっていいのか分からないほど中途半端な感じだけど)で、数年前までバンドの音楽を聴いたりライブを観たりするのが趣味だった。
ライブに月1で行っていた時期もあり、10年くらいは邦楽ロックバンドの音楽に浸っていた。

ある時好きなバンド達の解散、メンバー脱退が立て続けに起こった。バンドは解散するもので、メンバーの入れ替わりも珍しくないから仕方がないとは思っていた。
(たくさん経験しているのに実はラストライブというものに行ったことがない。本音をいうと行くのが怖かったからチケットを取らなかった時もある。)

でも、再出発した一番好きなバンドの新曲が全然耳に入ってこなくて、好きでいる自信がなくなってしまった。そのバンドは以前にもメンバーが脱退していて、その時は大丈夫だったのになぜ今回はだめなのか。無意識に裏切られたと感じてしまったのか。受け入れられない私が悪いんだろうか...?
ファン失格かもしれないけど、一旦傍観することにした。


他にもいろんな要因が重なって、徐々にバンド音楽とは距離をおき、面白そうだなと思って息抜きに買ったゲームによって、2次元の世界に足を踏み入れることになった。
(今でも音楽を好きなのは変わらないが、バンドの情報を常に追いかけるのはやめ、ライブにも行かなくなった。)

 

 



2次元の何がすごいって、月並みだけど裏切らないことだと思う。ずっとそのままでいてくれる。存在はしているんだけど実際には会えない、それがかえって安心だった。


心のどこかで、また悲しい思いをするんじゃないか?
だったら2次元の彼らだけでいいのではないか?
と感じていたんだと思う。


その考えが改まるのはRの特番を観た時だった。

それまでは、3次元のDear DreamとKUROFUNEがいることは知っていたが、声優ではなく俳優として活動している方々らしい、くらいの認識だった。

そんな彼らが、番組内のインタビューで、歌もダンスもほとんどやったことがないと言っていた。

それ本当なのか!?
全然そんな風に思えなかった。

それから、役に対する思いを聞いて、こんなに真摯に向き合ってくださっているんだって、うれしくなった。

 

でも実際にイベントに行くのは気が向かず、結局あの日の緊急生配信まで何もできなかった。


武道館というステージがなかったら私はライブに行こうと思わなかったんだろうな。そう考えると複雑な気分になる。

 

それでも行こうと思えたのは、画面の中の彼らが、何一つごまかしや嘘がない言葉で、丁寧に伝えようとしてくれているって感じたからだ。

終了する直接的な理由は触れられなかったけど、なぜだろう、信じられるぞこの方達。(上からですみません)

というか、終わるからといってこんな風に配信してメッセージくれたことない!いつもサイトで重要なお知らせが出るだけ!

 

なんかもう、それがすごいなって。

 

それから動画配信を観るようになった。

格好いいうえにめちゃくちゃ面白い爽やか好青年、全員好きになるに決まってた。

 

3次元の推しはずっと定まらなくて、武道館へ行く前に、手紙出そう、でも誰に?って考えたら、千弦くんを演じてくれた正木くんに書きたいなあと思えたので、本当に最近決まった。いやもうあんなステージ観たら全員のファンになる。なった。

 

ドリフェス!での活躍がもう観れないのは寂しいけど、新たなステージで活躍していく彼らを、もっと観たいと思ってしまった。

好きな思いに時間は関係ないという言葉に甘えてしまっていいのか...?

 

でも、これだけは確信を持って言える。

 

もう一度、応援したいと思わせてくれる人達に出会うことができてよかった。






 

 

 

 ここから先はドリフェス!との出会いから今日までの振り返り。

 

 

 

 

 私がドリフェス!を知るきっかけはTwitterだった。

Twitterで最近見かける「サイコー越えてる」って何だ??
どうやらドリフェス!というアニメ?アプリ?のキーワードらしい。

とりあえずアプリの動画を観てみる。

 

グローリーストーリー、名曲すぎないか!?
それからPCを開く度に視聴するようになり、思いきってアプリをDLした。(初期12曲メドレーの動画には大変お世話になりました)

 

ちょうど卒業応援イベが開催されていた時なので、2017年3月下旬あたり。
最初のメインストは、確かに声が...と思ったけど、イベストを読んだら、格段に上手くなっている。成長を感じられるなんて何このアプリすごい!と思った。

 

見た目で特別好みなキャラクターはいなかったけど、声が天使すぎるからずっと聴いていたいなあという理由でセンターを千弦くんにしていたら、いつの間にかファンになっていた。(後になって、彼を演じる正木くんが声優ではなく、しかも芸能界に入って初めての仕事がドリフェス!だと知って心底驚いた。)

 

 

アニメは2期が始まる直前に1期を観た。

 

1話の後半から引き込まれ、最終話まで観るのに時間はかからなかった。

 

何このアニメすごい!

サイコー超えてるって主人公の言葉じゃないの!?言われる側なの!?

えっ!?慎くんと圭吾くんって……えっ、2032ってそういう意味……

(シャッフルユニ投票でこの2人が人気だった理由これか!)

千弦くん…。

KUROFUNEやばい。

いつきくん…純哉くん…!

奏くん!!!!!泣(語彙力どっかいった)

 

メインキャラクター7人全員好きになってた。

 

 

こんなこと初めてだった。

アプリもアニメも、ストーリーで嫌な気持ちになることがなかった。

 

決して光だけのストーリーではないのにとても気持ちよく観れた。

 

2期のRも毎週楽しく、ときにはハラハラしながら観た。

 

しかし私は熱心なユーザーとは言えなかった。

飽きっぽかったのと他にもアプリをかけもちしていたので、のんびりゆるくという感じだった。

この時点ではドリフェス!は好きなコンテンツのひとつにすぎなかった。

3月5日までは。

 

 

Twitterでサービス終了のお知らせを見てかなり動揺した。

好きなアプリが終わるのは初めてだった。

たまらず緊急生配信を観た。

3次元の活動も一区切り、本当に、終わる…?

 

画面の中の7人は真剣な顔をしていた。

いつ知らされたんだろう、などとぼんやり思っていたら、ファイナルステージとして武道館でライブを行うという。

 

武道館!?!?

すごい!!

サイコー超えてる!!

 

最後だけ行くってどうなんだろう、私なんかよりももっと好きな人が行くべきでは。

アイドルのライブってどんな感じなんだ?

 

いろいろ迷ったけど、感謝を届けたいと思ったから、覚悟を決めていくことにした。

 

それからはアプリを可能な限り楽しんで、毎月ドリフェス!部活動に参加して、ドリフェス!研究室にも所属するようになった。

また、コラボイベやショップに行ったり、ライブBDとペンライトを買って予習をしたりして当日に備えた。

 

アプリ終了の日はやはり寂しかった。

試しに起動してみたけど、本当にもうできないんだなって。

それでも、まだ終わってない!!と思えたのは、公式からの怒濤すぎるコラボキャンペーンがあったからだと今になって思う。

 

 

3月からの日々で一番印象に残ったのは、7月のDMMシアター。

私にとってひとつの転機となった出来事。

 

ドリフェス!を好きな人がこんなに集まる場所に行くのは初めてだった。

友達がいないのでコラボショップなどにも1人で行っていた。

しかも人見知りする上にコミュ力がないので誰かいても話しかけることができなかった。

 

急遽行けることになったので、何の準備もできないまま行ってしまった。

多分そんな人私だけじゃないかってくらいみんな準備万端!って感じだった。

隣の方にこいつやる気あるのかと思われたことだろう…。

 

多分、私はこの日まで、アイドルを応援するということがどういうことなのか分かっていなかった。

 

エールはドリカが示すもの、なのに、ドリカを飛ばせなかった。その勇気がなかった。

ただ目の前で行われていることを観ていただけだった。

 

実際に会えることはないと思っていた2次元の奏くんたちがいるのである。錯覚だとしても目が合いすぎる。

映画みたいなものだと思っていた私はガチガチに緊張してしまった。

 

あと、私は他人に自分の好きなものを主張するのが苦手だった。

みんなちゃんと自分の思いをコールしたり、手を振り返していたのに、私はできなかった。

千弦くんが手を振ってくれたのに、私にしてくれた訳じゃないと思ってしまった。すごい後悔した。

 

それで、私はきっとアイドルのファンに向いてない性格なんだな...って卑屈になってしまった。

 ノリがいいファンの方がアイドルもいいよな。本当に武道館行って大丈夫なのか?ってかなり悩んだ。

 

まあその不安は、後日1stライブBDを観て杞憂だったと分かる。(DMM行った後にペンライトと一緒に買った)

 

メンバーの自己紹介や曲ごとにペンライトの色を変える。シアターでみんながやっていた。すごいと思った。

 

それを、映像を観ながら、自宅のテレビの前にいた私が無意識にやっていたのである。

 

 これは義務でやってるんじゃないんだ、やりたいからやるんだ。

 そう思わせてくれるくらいめちゃくちゃ楽しいライブ映像だった。

 

あ、武道館でドリカ飛ばせる。

大丈夫だ、って確信できた。

 

 

そして当日、ちゃんと自分の思いを飛ばせたって思った。

 

今度は絶対に手を振り返す!という目標があったものの、席が遠かったので全然よくわからなかったけど、一番近くに来てくれた時にできたし、ペンライトも向けられた。

 

 

それと、最後のメッセージ、

あの日笑顔で聴けたのは、彼らのつよい思いを無意識に受け取っていたんだと、MC全文を読み返して気づいた。

 

「みんながいたからここまで来れた」という言葉をあんなに信じられたの初めてだった。

 

応援している好きな人に、好きでいていいよ、好きな気持ちちゃんと届いてるよって初めて言ってもらえた気がした。

すごい救われた。

 

はなれてしまった人についても触れていて、

数年前、バンドの音楽から逃げてしまった自分が許された気がした。

 

 

アイドルを好きになるってこんなに楽しいんだ!

アイドルとファンの気持ちが通い合うって、こんなに心があたたかくなるものなんだ!

 

ドリフェス!を途中から知った私でも、彼らの力になれたのかもしれない。

今になってじわじわとうれしくなって、ライブレポを読み返すたびに泣いている。

 

 

 

とても晴れやかな気持ちで、また彼らの曲を聴いている。

武道館のその先が、こんなにサイコー超えてるとは思わなかった。

 

 

間違いなくドリフェス!に出会えたことは私の誇りであり、

人生に影響を与えたといっても言い過ぎじゃない。

 

私も、私自身の新たな道を歩いて行ける。

そういう力をドリフェス!はくれた。

 

ドリフェス!ありがとう!

控え目に言って、君、サイコー越えてる!